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世界初!ブロックチェーンによる電力トレーサビリティを商用化!
エネルギー・イノベーション・ベンチャー、みんな電力株式会社(東京都世田谷区 代表取締役:大石 英司 以下、みんな電力)は、電源を指定して直接取引を可能とする、独自のブロックチェーン P2P 電力取引システム「ENECTION2.0」の開発を完了し、本年 9 月より弊社と契約する発電事業者4社と需要家4社が参加したシステムの先行利用試験を実施しました。
その結果、バランシンググループ(以下 BG) 内での発電量と需要量を30分ごとに個々にマッチングし、取引として約定させることに成功しました。約定結果はパブリックブロックチェーン上に記録されるため「どの電源からどれだけ電気を買ったか」の証明ができます。本結果をもとに、みんな電力では世界で初めて「電力トレーサビリティ」システムの商用化をスタートいたします。
企業が再生可能エネルギー100%で企業活動を行う「RE100」の進展を受け、欧州を中心に電力トレーサビリティはスタートしておりますが、これまでは年間単位の取引が中心となっていました。本システムでは30分単位で、より精緻に電力のトレーサビリティを行い、 なおかつブロックチェーンを活用し低コストでの電力トレーサビリティを実現します。またオープンなプラットフォームで、誰もが当システムを活用できる環境を整えることで、日本の電力トレーサビリティを、世界で最も低コストで精度の高いものにしていきます。