親子で再エネを体感する山梨県「柚ノ木発電所”登山”イベント」開催!
電気記念日に合わせ、見て・聞いて・登って・味う発電所ツアー

イベント開催の経緯と背景
UPDATERは、再生可能エネルギー100%※の電力小売事業「みんな電力」を通じ、発電所の“顔の見える”ことやストーリーを伝えることに取り組んできました。しかしながら、再エネへの共感は高い一方、実際の行動に移す層は限られており、とくに若年層にとって再エネは「遠い存在」となりがちです。
そこで、電気記念日を契機に春休み期間にあたる3月26日に、親子で参加できるスタディ型の登山イベントを実施。通常非公開の鉄管路巡視路階段(約1,000段、高さ150m)の“登山”、発電所内部の見学、ドローン操縦体験、山梨名産ぶどうゼリーの試食など、五感を使って再エネを学ぶ内容としました。
※再生可能エネルギー由来の電気に、再生可能エネルギー指定の非化石証書の環境価値を組み合わせることで、再生可能エネルギー100%の電気を供給いたします(CO2排出量もゼロとなります)。
イベント概要
場 所:柚ノ木発電所(山梨県甲州市塩山藤木2043)
日 時:2025年3月26日(水)10:00~13:00
内 容:①ワクワク! 柚ノ木発電所内見学
②県産ぶどうのゼリーを食べて、再エネを学ぼう
③点検に使われるドローンを操縦!
④発電所を登山!?鉄管路巡視体験
参 加:山梨や東京、大阪の親子3組9名
主催:株式会社UPDATER
協力:山梨県企業局
ワクワク!柚ノ木発電所内見学
イベントは、柚ノ木発電所の施設見学ツアーからスタートしました。山梨県企業局の職員による案内のもと、水の流れがどのように電気を生み出すのかを、監視盤や稼働中の水車発電機を間近で見ながら学ぶ、貴重な体験となりました。
見学中、ちょうど発電を停止するタイミングに遭遇。轟音を立てて回っていた水車発電機が、「バチっ」という大きな音とともに突然静止すると、参加者からは驚きの声が上がりました。電気が止まる瞬間を、音と空気の変化で“体感”する、まさに五感を使った学びの時間です。
山梨県企業局の職員は、「水車発電機が止まる瞬間を一般の方にお見せするのは、今回が初めてかもしれません。“バチっ”という音は、家庭のブレーカーが落ちるときと同じように、電気の流れを遮断する音です。言葉だけではなく、音や空気感から電気を“感じて”もらえたことが嬉しいですね」と語りました。

点検に使われるドローンを操縦!
柚ノ木発電所では、高低差のある鉄管路の点検にドローンを活用する実証が進められています。今回のイベントでは、実際に点検に使われているドローンが登場。スタッフの操縦により、上空から鉄管路の様子をリアルタイムで観察しました。
空から捉えた発電設備の映像がモニターに映し出されると、参加者からは「おぉ〜!」と歓声が。普段は立ち入れない視点から見るインフラの姿に、子どもも大人も興味津々の様子でした。
その後、子どもたちもドローン操縦に挑戦。はじめは緊張しながらも、少しずつ慣れていく姿に、未来の技術者の姿が垣間見えました。ドローンを通じて、再生可能エネルギーの現場と、テクノロジーの接点を肌で感じる機会となりました。

県産ぶどうゼリーを食べて、再エネを学ぼう
見学ツアーのあとは、山梨県産ぶどうを使ったゼリーを味わいながら、ぶどうと気候変動の関係について学ぶ時間。山梨県は、ぶどうの生産量が全国1位を誇りますが、近年では気温の上昇により「着色不良」や「着色遅延」といった影響が広がっています。
講義では、こうした気候変動の背景には人間活動によるCO₂の排出があること、そしてその排出源のひとつが家庭で使う電力であることが紹介されました。講師を務めたUPDATERのスタッフは 「これからスーパーに行ったとき、ぜひぶどうの産地や収穫の時期に注目してみてください。もしかすると、これから産地が北へ移動したり、季節が変わってくるかもしれません。身近な変化に目を向けることが、未来を選ぶ第一歩になるはずです。」と語りかけました。

発電所を登山!?鉄管路巡視体験
イベントのクライマックスは、高さ約150m、約1,000段にも及ぶ鉄管路巡視階段を、自分の足で登る“発電所登山”。普段は山梨県企業局の職員が点検業務として歩くルートを、参加者が実際に体験しました。
階段の途中には、ぶどうや富士山など山梨にちなんだマークが隠されており、子どもたちは「どこにあるかな?」と宝探し気分で楽しみながら一歩一歩進んでいきます。
間近で見る巨大な鉄管に、子どもも大人も興味津々。「中はどうなっているの?」「なぜ2本あるの?」「鉄って何年くらいもつの?」と、スタッフへの質問が次々に飛び交い、発電の仕組みに対する関心の高さがうかがえました。
参加した保護者の一人は、「登り始めはきつそうだなと思ったけれど、どんどん景色が変わって、もっと上まで行ってみたいと思えた。水力発電といえばダムのイメージしかなかったので、こんな発電方法もあるのかと驚いた」と語ってくれました。

参加者の声
「ドローンを操縦できて楽しかった。こうした施設に使われていると思うとびっくりした」(小学4年生女子)
「水力発電所を身近で見れてよかった。発電の仕組みや、仕事について良く分かっていなかったけど、これを機に興味を持てた」(中学1年生 男子)
「再生可能エネルギーの大切さについて学べた。二酸化炭素のことについても勉強になった」(小学5年生男子)
「大人も楽しいイベントだった。水力発電がどういった設備でどういう意義があるのか興味が持てた」(40代男性・保護者)
「食べ物とエネルギーがつながっていると感じた。ぶどうの話が印象的でした」(40代女性・保護者)」
主催者「UPDATER」より
UPDATERは、社会課題解決を目指して「顔の見える」ライフスタイルを提案しています。小売電気事業「みんな電力」では、ブロックチェーン技術などにより生産者や生産方法がわかる電気を法人・個人に提供してまいりました。この度、山梨県企業局様の協力のもと再エネを“楽しく・深く・体感できる”イベントを行うことができました。本イベントをきっかけに、再生可能エネルギーや地域の資源、インフラが橋渡しの場となり、地球環境の課題について次世代が考える機会になればと願っています。
株式会社UPDATERについて
2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、法人・個人向けに SXサービスを提供する。独自の特許ブロックチェーン技術を活用し、世界で初めて電力トレーサビリティを商用化した再エネ事業「みんな電力」は、国内トップクラスのプラットフォームとなっている。「顔の見えるライフスタイル」の実現のため、ウェルビーイング事業「みんなワークス」、エシカル調達事業「TADORi」などを展開。第4回ジャパンSDGsアワード内閣総理大臣賞、2021年度 NIKKEI 脱炭素アワードにおいてプロジェクト部門大賞など受賞歴多数。
株式会社UPDATER会社概要
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表取締役: 大石 英司
設立: 2011年5月25日
資本金: 13億498万円(資本準備金 20億3,918万円) ※2024年3月31日現在
事業内容: 脱炭素事業「みんな電力」ほかウェルビーイング、生物多様性等のSXサービスを展開
コーポレートサイト : https://www.updater.co.jp/
本件のお問い合わせ先
<報道関係>
株式会社UPDATER 戦略広報チーム 豊島・菊川
TEL:03-6805-2228(受付時間 平日 11:00~15:00)
E-mail:pr@minden.co.jp