みらいの森プロジェクト
いつもと違う冬景色
栗駒の杉たちも「今年の冬は何か違う」と感じたのではないのでしょうか。
写真は2年前の2022年2月の様子ですが、雪が一面に積もっていますね。
それでも例年より雪が少なかったのを覚えています。
しかし今年は地面が見えているところが多く、
中には緑色の植物まで見えている・・・
後何年かしたらこの地域には雪が降らなくなるのでは・・・と感じさせるほど「異常」なのではないでしょうか。
そんな異変は杉も感じていることでしょう。
近年、国際的な温暖化防止の取り組みが推し進められている中で、「カーボンニュートラル」や「脱炭素社会」という言葉が浸透してきました。
「みらいの森」で行っている森林整備活動もこれらの言葉に直結しています。
実は植物は人間同様、細胞が活動するエネルギーを生み出すために「呼吸」をしています。
「呼吸」は酸素を取り込み二酸化炭素を吐き出しますが、植物のもう一つの働きである「光合成」によって、「呼吸」で吐き出す二酸化炭素よりも多くの二酸化炭素が吸収されます。
その為、植物である杉は二酸化炭素を吸収しているといえるのです。
また、若い木ほど多くの二酸化炭素を吸収することがわかっています。
例えば、20年近く育った杉の森林1haで約3.3炭素トン(二酸化炭素に換算すると11〜12トン)吸収します。
みらいの森は約0.5haに20年以下の杉が育っているので、年間約1.65炭素トン(二酸化炭素に換算すると6トン)の炭素を吸収していると考えられます。
二酸化炭素1トンが25mプール1つ分なので、約6個分もの二酸化炭素を吸収しています。さらに言うと、1世帯が年間に排出する二酸化炭素量が約5.6トンにもなりますので、みらいの森で1世帯分の年間排出量を「炭素固定」しているということになります。
しかし、手入れを継続して行わなければ陽の入らない荒れた森になり、本来の多目的機能を果たせなくなります。
気候変動を身近に感じてきた今だからこそ、手遅れになる前に、ひとりひとりが行動に移さなければいけないと感じております。
今後もエポスプランをご利用の皆様のお力をお借りし「みらいの森」を手入れし続け、この豊かな自然を未来へ繋げることができればと思っております。
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