プレスリリース舞台裏
UPDATERロゴ、本日お披露目!制作チーム舞台裏トーク
2021年10月、みんな電力株式会社は、株式会社UPDATERに社名変更しました。
社名変更から約8カ月…(もうそんなに…あっという間でした)
創立11周年を迎える本日5月25日、満を持して新しいロゴをお披露目しました!
ロゴ制作は、UPDATERの各部署から9名のスタッフが参加し、全社横断プロジェクトとして推進。デザインパートナーとして、創業当時から伴走いただいているManiackers Designさんに参画いただきました。
今回はロゴ制作チームの一員である、Maniackers Design 佐藤正幸さん、佐藤麻美さん、そしてUPDATER ソリューション営業部 藤原、鈴木が集まり、ロゴに込めた思いや開発プロセスなど、制作の裏側をトークしました!
完成したUPDATERロゴ
社名が変わっても、目指すことは創業から変わらない
Maniackers Design: UPDATERという新社名を聞いた時は、そうきたかあって思いましたよ(笑)まさかの欧文ですし、おしゃれな感じになっちゃうのかなって。
鈴木: 私も最初、みんな電力がかっこいい路線にいっちゃうのかなと同じ印象を持ちました。みんな電力という社名から伝わってくるものって、優しさだったり、インクルーシブな包括的なイメージだったのですが、UPDATERってどちらかというとかっこいいというか、主体的にどんどんいくぜ!という感じですよね。
Maniackers Design: でもよくよく考えてみると、UPDATERってこれからいろんな会社が欲しがるネーミングな気がするんです。アップデートの必要性はありとあらゆる業態で通じることですし、常に価値観をアップデートしないと古い思考になってしまうというのは社会の常ですよね。自分が働く会社の名前がUPDATERなんて、自分自身も日々アップデートしていかなければ!って言い聞かせられるなあと。
藤原: 確かに世の中みんなアップデートしようとしてるな、と日々の仕事で感じます。
Maniackers Design: 事業も多角化してきていて、電力の話だけでは会社の説明ができなくなってきていますよね。人の生活に欠かせないものをアップデートするって、これまでのみんな電力が言っていたことと同じだなって思ったんです。代表の大石さんが言ってることって創業当時から変わってないんですよ。いまはもう、みんな電力の新しい会社名はUPDATER以外ないんじゃないか、とだいぶしっくりきています。
鈴木: 完成した新ロゴもこれまでと変わらない温かみや優しさがあって、みんな電力らしさもちゃんとある。うちらしさをロゴに落とし込んだプロセスもお伺いしたいです。
Maniackers Design: 最初に20種類くらいのいろいろな書体を見せて、皆さんとディスカッションしましたよね。その中から、私たちがこれを選ぶだろうなと感じていた数点を、やっぱり皆さんが選んできた。そこからロゴを具体化していくわけですけど、頭を抱えてデザインが思いつかない!ということはなく、するんと生み出せた感じがあります。
これはやっぱりコンセプトがしっかりしていたことと、会社の歴史をちゃんと見てきたというのが大きいです。クライアントとデザイナーが同じ方向を見ていたのは、制作チームとしてすごくよかったですね。
藤原: けっこう初期の段階で「この方向でしょ!」とすんなり決まりましたよね。マニアッカーズさんとうちとの関係値がうまく影響したのだなと、あらためて納得しました。
「ちょっとかっこいいけど、ちょっとバランスが悪い」の緻密な調整
意見がまとまった方向性案
Maniackers Design: 制作の起点になっていったのはこの案ですね。チームのブレストの中で「うちはおりこうちゃんすぎない」というキーワードが出ていました。確かにこれまでのみんな電力もそういう見せ方だったし、会社の個性だな、と。そろえるところはそろえるけど、外すところは外す、という他の企業ロゴにはないようなバランスで仕上げたいなと思ったんです。
藤原: ふぞろいさが許容されているのが、うちらしさですよね。いろんな方向に飛び散っているということではなくて、芯となる考え方はそろいつつ、働くスタッフもサービスも尖ってるくらいがいいんじゃない?っていう。
Maniackers Design: 最初はUPDATERロゴも丸さを出して、みんな電力ロゴに寄せた案もつくってみました。みんな電力ロゴは直角が一つも無いんですよ。でも皆さんと話しているうちに、新しい社名ですし、寄せすぎないほうがいいなと思って。
最終的に決まったのは曲線と直線がしっかり共存していて、ちょっとかっこいいけど、ちょっとバランスが悪いロゴ。これは他の企業ではなかなか採用されないと思います(笑)使い勝手や視認性の面から「全部そろえて」って言われちゃう気がするんです。でもUPDATERはそこをあえてスルーして、UもAもそろっていない。それが心地よい違和感につながってると思います。「あのAが飛び出してる会社ですよね?」なんて覚えてもらったら最高ですよね。
「みんな電力」ロゴに寄せて丸みを意識した案
Maniackers Design: 文字間のスペースを広めにとっているのも特徴です。本来であれば、もう少し文字間をつめるデザインにしてしまうのですが、あえて余白をあけてレイアウトしています。文字と文字の間のパーソナルスペースがあいてるというか。
文字1つ1つを人に例えるとしたら、それぞれの立場の人が、それぞれの場所で活躍したり役割を果たしていて、その文字が集まってUPDATERを形づくっているというメッセージにもなっています。
鈴木: Uの横幅とバランスも絶妙ですよね。完全に外しているわけではないなって。UPDATERって我が道を行くような事業が多かったり、はたから見ると何してる会社なの?と思える部分もあるかもしれないのですが、社会課題を解決するんだという軸は持っていて、どの事業も目指すものは一緒なんだよってロゴで表現してもらえたなと思っています。
Maniackers Design: UとAの横幅は実は同じなんですよ。錯覚を利用したテクニックも使っていて、それがこのロゴの面白いところでもあります。
藤原: そうそう、「UPDATER,Inc.」という表記が一つも文字が被っていないというのもけっこう珍しいんですよね。佐藤さんたちに教えてもらうまで、うちのスタッフは誰も気づいていなかったのですが(笑)
Maniackers Design: AとかEが重複する会社名も多いのですが、UPDATERは「みんな違うんだ」というメッセージを文字情報からも表現できているのがすごくいいですよね。それも会社の個性につながっていますし、偶然だったと思いますが、運命かのように感じてますよ(笑)
使用ガイドラインに掲載している図説。ロゴの成り立ちを解説している
Maniackers Design: Uをコンセントに見立てたのも、発明の一つだと思っているんですよ!点々つけるとコンセントになるじゃん!って。電力事業は祖業ですもんね。このアイデアも今回のロゴデザインの後押しになったんです。
鈴木: このロゴマーク、すごくかわいくて気に入ってます。にんまりって感じの笑顔がいいですよね。
藤原: 何かたくらんでいるようなしたり顔で、普通のスマイルじゃない感じがいい(笑)早く使っていきたいですね。
ロゴマーク版
自由なUPDATERを基盤に、カラフルな事業を描いていく
鈴木: 私はUPDATERロゴは絶対に黒!と思っていました。
Maniackers Design: みんな電力、みんなエアーなどサービスロゴはどれも色がついていますよね。私たちも大元のUPDATERは黒にしておいて、サービスの方はカラフルに展開していったほうがいいなと思ったんです。
藤原: 僕自身は「UPDATERはどんな色にでも変化できる存在だ」という思いはあったのですが、サービス側をカラフルに育てて大元のUPDATERは黒、という整理に納得しています。
Maniackers Design: その視点もいいですね。実は黒ロゴって結果的に自由度が高いんです。背景が自由にコントロールできるので、そこで上手く変化していくUPDATERも表現できるなと。
藤原: 大元のUPDATERの自由度が高ければ、そこから生まれる事業の色も出しやすいですね。
Maniackers Design: まだまだUPDATERはポテンシャルを隠していて、色をつけるのは早いぜ!みたいなことかもしれないです(笑)
いまや電力だけではなく、空気や大地などいろいろな事業が始まっていますが、UPDATERには人の生活に欠かせないガスや水道などのライフラインをどんどんエンタメ化してほしいなって思っています。いままでどんな企業もやってこなかった切り口でサービスを展開して、社会をどんどんアップデートしていく存在であってほしいです。ぜひアーティストや著名人など、たくさんの人をこれからもどんどん巻き込んで成長していく会社であってくださいね。
藤原: ありがとうございます!今回つくっていただいたロゴのAの文字のように、何が飛び出すか分からないアプローチで社会課題に挑んでいきたいと思っています。ふぞろいさはありつつ、不思議とまとまるという会社のポリシーは大事にしていきたいですね。
鈴木: 今日の佐藤さんたちのお話のなかで、ロゴの文字を人に見立てて「パーソナルスペース」とおっしゃっていた視点にとてもピンときました。UPDATERはお互いの距離感とか自由度を尊重している会社だと思っていて、個人のアイデアを尊重しながら、それをみんなで応援し合い、事業として育てていく会社にしたいなとあらためて思いました。今日は楽しい対談をありがとうございました!